NFJ TUBE-01J フルチューン 節約 電源改造 真空管JAN 5654W選別品

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TUBE-01JはFX Audioの真空管ラインアンプの中で、オペアンプの前段がない純粋な真空管ラインアンプです。今回は電源からチューンアップしたものです。改造の詳細は一連の記事をご参照ください(https://ampaudio.hatenablog.jp/entry/2022/12/24/000500)。具体的には1.電源昇圧回路のブリッジ整流回路のダイオードをショットキーバリアダイオードに変更2.整流後の±B電源にリプルフィルター基板を追加、1と合わせてB電源の低下を回避して強化3.出力カップリングコンデンサーを指月電子の1.2uFに変更4.入力カップリングコンデンサーをWIMAのMSK2 1.0uFに変更5.信号に直列の抵抗(減衰用の10kも含む)4本を音質がいいというLGMFSAに変更 となります。NFJの真空管ラインアンプに於いて、ACアダプターからどのように高圧B電源を作るかが特徴の一つですがTUBE-01Jはスイッチングレギュレータを使用せず、交流化してトランスにより昇圧・整流します。今回はこの交流化によるリプルの除去のフィルター基板を追加しています。同時にACアダプター自体からのスイッチングノイズも軽減されます。TUBE-01Jの改造はネット上でもよく見ますが、抵抗とコンデンサの交換のものが主で電源を改良しているものは他にはみかけません。また、真空管はJAN 5654Wに交換しています。この真空管はこの実機で左右のプレート電圧の差が0.5V以内に収まるように実測して選別したものになります。(実際は0.2V程度≒0.5%以内)音質は主観ながら良いと思います。元の01Jとは別物です。以前はTUBE-00J、Unilimited、03J+の改造品を使うことが多かったのですが、電源に手を入れてこちらの方をよく使うようになりました。感じはかなり違ってこちらの方は真空管の音そのものを聞いている感じです。電源改造はかなり面倒でしたが、元に戻すのはリプルフィルター基板を外して昇圧回路基板を接続しなおせばショットキーバリアダイオード以外は元の回路に戻ります。そのためのピンも付属します。意味があるとは思いませんが元に戻せるというのもある意味大事かと。手間と部品と真空管の分だけお高めと思いますが、興味がある方に聴いていただければと思います。

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